シャコの偏光活用について
■シャコの偏光活用について
皆さん、シャコって知っていますか?シャコは海に住む面白い生き物で、その目がとてもユニークなんです。シャコは「偏光」という光の性質を利用して、周りの環境を見ています。今回は、この「偏光」とシャコの特別な目の紹介です。
まず、「偏光」とは何かを簡単に説明しますね。偏光とは、光の波が特定の方向に揃っている状態のことを言います。例えば、太陽から来る光はバラバラな方向に振動していますが、その光が水面などに反射すると、一定の方向に振動するようになります。これが偏光です。ルケオが製造している偏光板に光を通すと偏光が得られます。
偏光とは
https://www.luceo.co.jp/%e3%82%84%e3%81%95%e3%81%97%e3%81%84%e6%8a%80%e8%a1%93%e6%83%85%e5%a0%b1/
シャコの目はこの偏光を見ることができる特別な能力を持っています。人間の目にはない、偏光を検出するためのセンサーがシャコの目には備わっています。このおかげで、シャコは水の中の光のパターンを利用して、餌や敵を見つけることができます。例えば、水面に反射した光を見ることで、魚が泳いでいる場所を知ることができたり、水の流れのパターンを読み取ることができます。これは、人間には見えない情報ですが、シャコにとってはとても大切な情報です。シャコは偏光を見る能力を使って、生き残りや繁殖に役立てています。このように、自然界には私たちの想像を超えた不思議な能力を持った生き物がたくさんいます。
偏光を利用する生き物はシャコだけではありません。他にも多くの生き物が偏光を見ることで、生活しています。例えばハチです。ハチについては、以前掲載したこちらの記事をご覧ください。
https://www.luceo.co.jp/blog/1344/
シャコの目には分光機能もあるため、また別の機会にその内容についても紹介します。
30cmを超える最大のシャコ類として知られるトラフシャコ
出展: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%B3%E7%9B%AE
ルケオ本社のショールームには偏光板・波長板、歪検査器を展示しており、いつでもお試しいただけます。
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