偏光板 POLAX
POLAX-15N
光学用ダイクロイック偏光フィルムを光学硝子や石英など光学特性が優れた基板の間に挟み込んで接合しています。
POLAX-15Nは、従来までの薄膜型直線偏光子の弱点とされていた、“青漏れ現象”の防止を目的として開発された消光比が最も高い偏光板です。
青漏れ現象とは、一対の偏光板の直交位において、450nm以下の波長の光を、可視光線域の他の波長の光に比べて、多く透過させてしまう現象です。
一対の偏光板を直交位に組み合わせたときに透過光がやや青く見えるのは、この理由によるものです。 POLAX-15Nは可視光線全域の波長を遮断するので、直交位の透過光は青く見えません。
可視光線域において、高度に光を遮断する必要がある場合や、消光比を最優先とする顕微鏡や光学測定器の使用に最適な偏光板です。
対応波長 (nm) |
平均単体透過率 | 消光比 | 硝子基板 | 外径 (mm) |
厚さ (mm) |
λ=400~680 | 15±2% | 10⁵ @460nm 10⁵ @530nm 10⁵ @630nm |
BK7 | φ10/φ20/φ30 | 2 |
オプション
- ※偏光板の偏光透過軸方向を示す軸マークは付いておりません。必要な場合は別途ご相談ください。
- ※その他特注サイズ、形状等についてもご相談ください。例えばインチサイズのものでもメートルサイズに換算して対応します。
- ※量産についても別途ご相談ください。